天神橋筋商店街は、3丁目と4丁目の境でがらっと雰囲気が変わってしまう。
1~3丁目はまわりがオフィス街なのでちょっと知的職業に従事している人、
新築マンションの住人、古くから住んでいる人といった感じの人たちが多い。
ところが4丁目を越えると、
いかにも大阪の下町のおっちゃん・おばちゃん風な人たちが増えてくる。
それに合わせて飲食店も、そういう人向けのも多くなる。
特に環状線の天満駅の北側は、古い市場の雰囲気が今でも残るエリアなので、
それ風のお店がたくさん残る。愛すべきオツな下町酒場も結構ある。
今回行った但馬屋さんもそんなお店だ。
天満駅のすぐ北の薄暗い小さなアーケードを抜ける。
それを抜け出たあたりに但馬屋さんはある。
基本的に居酒屋さんなのだがランチもやっているというので入ってみた。
食ったのは500円のカキフライ定食(冒頭写真)。
カキフライ定食が500というのはちょっとビックリ値段だ。
壁にかかっているメニューをみても、それなりに安い目。
昭和の香りが残る、下町酒場の値段だね。
店に入っても「いらっしゃいませ」という声が聞こえないし、
注文を取りに来たおねえちゃんも無言でやってきて、
無言で帰っていく・・・
中国・台湾風の大衆食堂みたいな、愛想のない接客だなと感じつつも、
そういうのも面白がる方なので、料理を待った。
2時過ぎに行ったためか、揚げ油が酸化しすぎて、フライが全然旨くない。
これなら南森町のスーパーKOUYOで売っているカキフライの方が旨い。
ご飯も炊き方がいまいち。ポテトサラダはマヨネーズが多すぎだな。
ということで、いまいちだったが、ひとつだけいいなと思ったのが味噌汁。
野菜はすでにぐったり煮すぎているんだけど、たくさん入っている。
これはめずらしい。
ハリケーンとかエチオピアとかフェイスとかイヤリングとか、
興味をそそられる、何がでてくるのかよくわからん、
居酒屋メニューを食ってみたくなったが、
定食だけで腹がふくれたので止めておいた。
但馬屋
大阪市北区天神橋4-12-5
9:00〜24:00 無休
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